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資源国の金融政策と高金利ランキング

 資源国の金融政策は日本などの無資源の貿易立国とは少々違いがあります。アダム・スミス、リカードゥ、マルクスを持ち出すまでもなく富の源泉は労働力であり、そしてその労働力に変わって労働生産性を高めるのがエネルギー資源です。この為、遅くとも産業革命以来、世界中の国々がエネルギー資源を欲しがり、歴史上このエネルギー資源の獲得をめぐって幾度となく戦争を繰り返してきました。
 意外と知られていないかもしれませんが国連と言う組織はこの戦争を無くす為に自由貿易を推進し資源の偏在を無くす為に設立された組織で、その政策の中心は管理通貨制度と言う通貨と金融のシステムです。
 世界中の国が産業経済を稼働させるためにエネルギー資源が必要なわけですから資源国は資源の輸出国になるのが通常です。輸出が活発になれば国内経済は活況を呈し物資の需給が逼迫しインフレ基調になります。この為、資源国ではインフレを抑える為に、また自国通貨が強くなり過ぎで輸出が鈍化しないために高金利政策を取る場合がほとんどです。
 日本をはじめとする先進国は総じて少子高齢化国ですから当然低金利政策を採用する傾向があります。このため資源国が発行する高金利の通貨に需要が集中するのが現代の国際金融の世界ではないでしょうか。
 高金利の通貨のランキングを示すと1位がブラジルレアル、2位がトルコリラ、3位が南アフリカランド、4位がニュージーランドドル、5位がオーストラリアドルです。いずれの国も資源輸出国です。4位と5位は先進国で2%を超える程度です。その他は新興国で6~15%の高金利の国です。高金利の通貨はFXや外貨預金などの国際金融の取引の世界では人気の高い通貨ですが、カントリーリスクを考慮すると必ずしも高金利のランキングだけで通貨の保持が選考されているわけでは無いようです。

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